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「沢村さん家のそろそろごはんですヨ 」
益田ミリ (著) 文藝春秋 1,134円
益田ミリの、沢村さん家シリーズ4作目、だと思う。
1作目
2014年
「沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳」
2作目
2015年
「沢村さん家はもう犬を飼わない」
3作目
2017年
「沢村さん家の久しぶりの旅行」
そして、4作目がこれ
2018年
「沢村さん家のそろそろごはんですヨ 」
沢村さんの家は、
お父さん(四朗さん)、70歳
お母さん(典江さん)、69歳
娘(ヒトミさん)、40歳で独身の会社員、以上3人暮らし。
この3人の日常が面白い。
四朗さんと典江さんが本屋さんで。
日記帳を見つけて買おうとする。
典江さんは、3年日記を選ぶ。
四朗さんが10年日記を選んだら、典江さんが
「10年?!、長すぎない?」と言ったら、
四朗さんが怒る。
ヒトミさんが家の近くを歩いていると、近所のおばさんに会う。
桜の花を見て、
「ヒトミちゃんの入学式の日を思い出すわ〜」
ヒトミさんは思う。
小さかったわたしを知っている人がいる。
それを、わたしはもっと尊いものだと思わなければ。
おばさん、覚えててくれて、ありがとう。
典江さんがご機嫌。
ゆで卵の殻がツルッとむけたから。
四朗さんは思う。
ちょっとしたことを喜べるのも才能のうちだな。
典江さんと四朗さんがお買い物帰り。
「洗剤買うと重くて、お父さんが一緒に来てくれて助かったわ」
と典江さん。
四朗さんは思う。
ずいぶん重たいものを、今までずっと買ってきてくれていたのだな。
これからは、率先して持つぞ!
しかし、ゆくゆくは、
この人をひとりにして、また洗剤を持たせてしまうのだろう。
この項、終わり。
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