ラグビーファン必読!?「監督に期待するな」(その1)
2018-03-23


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「監督に期待するな」
早稲田ラグビー「フォロワーシップ」の勝利
中竹竜二 著    講談社 
価格1,620円(本体1,500円+税)発行年月2008年02月

著者は、東筑高校を卒業後、1993年に早稲田大学入学。
ラグビー部主将を務め、2006年同部の監督になる。
前任の監督は、あの清宮克幸(今では幸太郎の父親としての方が有名かも?)
あとがきの日付は、2007年2月
全国大学選手権決勝で慶応を破って日本一になった直後だ。
フルバックの「あの」五郎丸歩が4年生だった時だ。

そんな著者がリーダーシップについて書いた本です。

スタイルの確立こそが、これからのリーダーに必要な条件だ。
スタイルとは、
一貫性や「こだわり」、あるいは「らしさ」という言葉に置き換えられる。

スタイルとスキルを対比してみると・・・
スキルというのは基本的に良し悪しだ。
その力があるかないかがはっきりわかる。
点数をつけることも可能である。
スタイルは、あるかないか、である。
点数での比較はきわめて難しい。

スキルはドット(点)、スタイルはライン(線)。
スキルはいくら集めてもドットにしかならない。
それを線にするのがスタイルだ。

スキルはナンバーワンを決めることができる。
スタイルでワンバーワンは決められない。
「らしさ」や「こだわり」は、あくまでもオンリーワンの世界だから。

どうすればスタイルを確立できるのか?
入り口として、自分にキャッチフレーズをつける。
それを聞いたらすぐに「あの人だ」とわかるようなキャッチフレーズを。

著者が考えた自分のキャッチフレーズは、
「日本一オーラのない監督」
だった。

日本一オーラのない監督が目指すスタイルは、
カリスマ性やトップダウンに頼らないリーダーシップである。

この項、続く。
[読書]

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