自分のアタマで考えよう(続き)
2012-11-11


「自分のアタマで考えよう」の続き
ちきりん 著ダイヤモンド社

p.73
分解図を使って考えると、ありえるすべての可能性を忘れず、
網羅的に洗い出すことが可能になる。

p.82
選択肢を分解しながら、意識的にあらゆる可能性を考える方法の応用編
概念を要素分解して、あらゆる組み合わせを検討する、という方法。

p.90
すべての分析のはじまりは「比較」
 1 「比較の対象」:何と何を比較するのか
 2 「比較の項目」:どのような点について比較するのか

p.93
比較の基本は「縦」と「横」
二種類の比較
 1 自・他の比較(自分と他者、自社と他社、自国と他国など)
 2 時系列の比較(過去と現在、過去と現在と未来、現在と未来のあるべき姿)

p.117
判断基準に優先順位をつける
判断基準が多すぎると決められない。
いくつも存在する判断基準は、すべてが同じ重要性を持っているわけではない。
その時々で、今もっとも重要な基準はどれなのか、ということを見極め、
思い切って判断基準を2つに絞り込む。
そうすると、決断することが一気にラクになる。

p.131
判断基準を絞り込むことで、本質が浮かび上がる
世の中は複雑で、大事に思えることはたくさんある。
だからこそ、
「その中で、もっとも大事なことはなんなのか?」
という点を見極める必要がある。
「あれもこれも」と言っていたら、何も決まらなくなる。何も動かなくなる。
そのことに気づき、判断基準を絞り込んだ人だけが結果を得ることができる。

p.146
レベルをそろえて考える
レベルをそろえると本音がわかる。
なんだかレベルがそろってないな、おかしいな、と気がついたら、
わかりやすくなるような同じレベルのものをそろえて書き、レベルを整理してみると良い。

p.159
就職活動で企業を選ぶために
アルバイトで自分向きのフィルターを見つける。
複数の企業や組織で実際の職業訓練を積むことにより、
自分に向いた職業は、こういった条件でフィルタリングされたものだ、とわかる。

p.168
ビジネスの世界では、新たな選択基準=新たなフィルターを提示することを
「ゲームのルールを変える」という。
従来は価格と機能で競い合うゲームだったのに、明日からはデザインでの競争が始まる、などという状態。

p.192
考える訓練をするためには、
まずは考え、あとから「知識として、他の人や専門家が考えたことを調べる」という方法の方が適している。
自分が考えた後でそれらを読めば、「誰かが考えたこと」と「自分の思考」が意識的に対比できる。

p.199
思考の生産性をぐっと高める階段グラフ

p.213
思考も視覚化してみる
思考の過程において、自分の考えを「まずは言語化し、次に視覚化する」という二つのステップで検証することにより、
自分の考えの甘かった部分が見つかり、思考をより深めることができる。

p.237
知識と思考の理想的な関係
知識をそのままの形で頭の中に保存するのではなく、
必ず「思考の棚」をつくり、その中に格納する。
単純に知識を保存する=記憶する、のではなく、知識を洞察につなげることの仕組みとして
「思考の棚」をつくる、これこそが「考える」ということ。

p.239
まとめ
 1 いったん「知識」を分離すること
 2 「意思決定のプロセス」を決めること
 3 「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと
 4 あらゆる可能性を探ること
 5 縦と横に並べて比較してみること
 6 判断基準の取捨選択をすること
 7 レベルをごっちゃにしないこと
 8 自分独自の「フィルター」を見つけること
 9 データはとことん追いかけること
 10 視覚化で思考を深化させること

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